〒812-0061 福岡県福岡市東区筥松 2丁目14−4

院長紹介

院長紹介

𠮷武 千香子(よしたけ ちかこ)

資格

  • 日本内科学会 内科専門医
  • 日本消化器病学会会員
  • 日本消化器内視鏡学会会員

医師

和智 博信

資格

  • 日本内科学会 内科認定医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 内視鏡専門医
𠮷武 智亮

資格

  • 日本内科学会 内科専門医
  • 日本循環器学会

ドクターズインタビュー

Q:先生が医師を志し、消化器内科・内視鏡を専門に選ばれた理由を教えてください。

医師を目指そうと思ったのは、高校生くらいの頃だったと思います。
当時、母校の出身で活躍されている著名な先生方のお話を聞く機会が多く、人のために力を尽くしている姿に強く心を動かされました。
「自分にできることで、誰かの役に立つ仕事があるんだ」と感じたことが、最初のきっかけだったと思います。
また、父も医師だったので、仕事の話を身近に聞く機会があり、医師という職業を具体的にイメージしやすかったことも大きかったですね。
消化器内科を選んだ理由は、純粋に内視鏡診療に興味を持ったことが一つあります。
実際に研修や診療を通して触れる中で「これは面白い」と感じました。
もう一つは、自分自身の経験です。
学生時代にお腹の不調で悩むことが多く、症状としては些細なものでも、日常生活では意外と大きなストレスになることを実感していました。
周囲からは「それくらい我慢すれば」と言われてしまいがちな症状でも、本人にとってはつらいものです。
そうした症状も、適切な診断や薬の調整によって改善することがあり、生活の質が大きく変わることもあります。
お腹の不調は日常に直結するからこそ、丁寧に向き合える診療に携わりたい。
そう考えて、消化器内科、特に内視鏡診療を専門として取り組むようになりました。

Q:先生がこのエリアでクリニックを継承された理由を教えてください。

このクリニック自体は、もともと父が開業していたものなんです。
父が病気で他界したタイミングで、一度区切りを迎えることにはなりましたが、その後「この場所をどうするか」を考えたときに、自然と継承という選択肢が浮かびました。
正直なところ、私自身の性格としては「新しくどこかで開業したい」というタイプではありませんでした。
父が開業していなければ、そもそも開業という道を選んでいなかったと思います。
ただ、この場所には長年通ってくださっている患者様がいて、ここで働いてきたスタッフがいて、そして地域の方々にとって「荒巻医院」という存在が、一つの安心材料になっていることを強く感じました。
何かあったときに思い浮かぶ場所、よりどころのような存在になっていたんだと思います。
そうした背景を目の当たりにして、「それなら、自分が引き継いで頑張ってみようかな」と思うようになりました。
ここには、これまで積み重ねてきた信頼や歴史があって、「この場所でなければならない理由」が確かにある。
そう感じたことが、継承を決めた一番の理由ですね。

Q:どのようなお悩みを持った患者様が多く来院されていますか?

一番多いのはやはり生活習慣病の患者様です。
健康診断で数値に異常が見つかって来院される方や、大きな病院で検査や治療を受けたあと、紹介で戻って来られるケースが多い印象です。
まずは健診をきっかけに受診される方が多いですね。
当院は駅から近いこともあり、生活習慣病の中でも比較的若い世代、30代・40代の患者様もいらっしゃいます。
一方で、もともと長く続いているクリニックなので、その頃から30年近く通い続けてくださっている地域のご高齢の方も多くいらっしゃいます。
地域の中で長く診療を続けてきた背景もあり、「通いやすさ」や「親しみやすさ」を感じていただいているのかもしれません。

Q:現在行っている診療の中で、今後特に力を入れていきたい分野はありますか?

今後さらに力を入れていきたいのは、内視鏡検査とオンライン診療の部分です。
内視鏡については、これまでの診療の延長線上で、より質を高めていきたいと考えています。
また、オンライン診療についても、今後さらに需要が高まっていくと感じている分野ですね。
生活習慣病の患者様はすでに多く来院されていますが、こちらも引き続き継続して診ていきたいと考えています。

Q:内視鏡検査について、荒巻医院ならではの特徴があれば教えてください。

当院の特徴の一つとして、男性医師・女性医師を選べる点が挙げられると思います。
特に内視鏡検査では、不安や抵抗感をお持ちの方も多いので、医師を選べるという点は安心材料の一つになるのではないでしょうか。
また、鎮静剤を使用した内視鏡検査を行っている点も大きな特徴です。
鎮静剤を使うことで、患者様の恐怖感や不安、痛みや苦痛を和らげることができますが、実は術者側にとっても大きな意味があります。
患者様が起きた状態だと、どうしても苦しさが伝わってきてしまい、「なるべく早く終わらせよう」と無意識に思ってしまう場面もあります。
しかし、特に胃の中が荒れている方などの場合、十分な観察時間を取らないと見落としが生じる可能性も否定できません。
学会でも「観察にかける時間の重要性」は繰り返し指摘されています。
鎮静剤を使用することで、落ち着いた状態で十分な時間を確保しながら検査が行える点は、患者様にとっても、医師にとってもメリットがあると感じています。

Q:鎮静剤を使用した内視鏡検査後の休憩や経過観察は、どのように行われていますか?

鎮静剤を使用した場合、検査後はおおよそ1時間ほど院内で休憩していただいています。
その間は、酸素飽和度などを定期的に測定し、状態を確認しながら経過を見ています。
1時間が経過した後も、患者様の様子をしっかり確認し、「もう少し休んだほうがよさそうだな」と感じる場合や、まだ眠気や不快感が残っている場合には、無理にお帰りいただくことはせず、休憩時間を延長することもあります。
専用の休憩ルームはありませんが、隣のベッドで横になって休んでいただく形を取っており、できるだけ落ち着いて過ごしていただけるよう配慮しています。

Q:オンライン診療に力を入れていこうと考えられた理由を教えてください。

一番の理由は、やはり患者様の通院負担を少しでも減らしたいという思いですね。
当院は駅から近い立地ではありますが、診療時間は平日が18時までで、土曜日も診療は行っているものの、どうしても混み合ってしまいます。
たとえば、仕事が終わるのが17時半や18時近くになる方だと、受付時間の関係で通院が難しくなってしまうこともあります。
30代・40代の働き世代の患者様にとっては、「通いたくても通えない」状況が起きやすいと感じていました。
また、出張が多くて定期的な通院が難しい方や、ご高齢で足腰の問題から頻繁な来院が負担になる方もいらっしゃいます。
ご家族が働いていて付き添いが難しく、土曜日しか受診できないというケースも少なくありません。
生活習慣病の患者様の場合、状態が安定していれば、ご自宅で測った血圧などを教えていただくだけでも状況を把握できることが多いです。
そうした方であれば、3か月に1回必ず来院していただく必要がない場合もあり、オンライン診療を併用することで、通院頻度を減らしながら継続的な診療ができると考えています。
患者様にとっても、通院の負担が軽くなり、無理なく治療を続けられる。
そうした点から、オンライン診療はこれからさらに大切な選択肢になっていくと感じています。

Q:診療の中で、患者様と接する際に大切にされていることはありますか?

患者様の中には、眼科など他科で検査を受けた内容について、「定期受診のときに、もう少し気にかけてもらえたらよかったな」と感じていらっしゃる方も少なくありません。
そうしたちょっとした不安や疑問を抱えたまま、誰にも相談できずにいるケースもあると感じています。
一般的に、医師には「相談しにくい」というイメージを持たれている方も多いと思いますが、私の場合、患者様から見ると娘や孫くらいの年代になることもあり、比較的話しかけやすい存在なのかもしれません。
「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことでも、気軽に話していただける場になっていると感じることがあります。
そうした何気ない相談を受け止めることも、地域のクリニックとしての大切な役割の一つだと思っています。
診療だけでなく、患者様の不安や気になることに耳を傾ける存在でありたい、そんな思いで日々の診療に向き合っています。